アトピー奮闘記

第10回 帰国、そして皮膚炎の再発

さて、まるで竜宮城に来た浦島太郎のように、楽しかったアメリカでの月日は矢のように過ぎ去っていきました。帰国の日が刻一刻と近づいてきて、日本での現実の生活が目前に迫ってくる中で、帰国後に三男のアトピーがいったいどうなるかというのが一つの大きな懸念でした。しかし、ついに豊かなアメリカの自然と生活、たくさんの友人との名残を惜しみながら、2年3ヶ月のアメリカ生活に幕を閉じ、帰国の途についたのでした。そして、移り住んだのは愛媛県新居浜市で、豊かな自然と文化に恵まれたとても暮らしやすい町でした。
ただ一つ、残念なのはすぐ近くに煤煙を空高く吹き上げている工場がいくつもあって、空気が非常に汚れていることでした。その空気を毎日吸ったことによるのか、高温多湿の日本で、また、ダニの大群にさらされたのか知りませんが、三男は気管支喘息も発症してしまいました。皮膚炎のほうは、帰国してから急激な変化こそありませんでしたが、徐々に徐々に悪化し、帰国後数ヶ月してあらためて見てみると、出発前の状態にだんだん近づいてきていました。その間、皮膚によいといわれるいろんな温泉に連れて行ってみました。中には、確かに効果があるものもあり、何週間かあるいは何ヶ月か毎日浸かっていると皮膚は良くなるだろうなあと思われましたが、如何せん、毎日連続して入るわけにはいかなかったので、一日だけでは焼け石に水でした。健康食品の三基プルーン(BIO-C、Protainも)しばらく続けてみましたが、コストがかかるため、はっきりした結果が見える前に止めてしまいました。

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角丸

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