院長からのメッセージ

RSウイルス流行中です

大流行というほどではありませんが、RSウイルスの感染を確認できるケースが、8月以来後を絶ちません。発熱、鼻水など、一般的なカゼ症状で始まりますが、数日して「ゼイゼイ、ヒューヒュー」と、まるで喘息発作のような症状になってきます。詳しくは、「疾患について」の所にアップしていますので、ご参照ください。問題なのは、RSウイルスを真夏の今の時期に確認したことは、未だかつて無いということです。RSウイルスというとインフルエンザとともに、冬場のカゼと相場は決まっておりました。異常気象と大いに関係していると思われますが、何か不気味ですね。ただ逆に、冬場の時期に比べると皆さん症状は軽いので助かります。RSウイルスも自分の土俵でないので、本領を発揮できないのでしょう。保育園などで同じ症状の子どもが多くみられるようで、園から検査確認を依頼されて来院されるケースもありますが、1歳未満の乳児しか健康保険の適用がありません。1歳以上では、それほど重症化しないということだろうと思います。一部の子どもで確認できたら、近くにいる同じような症状の子どもはRSウイルス感染症と考えて対処しても、大きな問題はないと思います。特効薬がなく、対症療法が中心となります。

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角丸

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