当院からのお知らせ
発達相談外来について
平成29年(2017年)の2月より発達相談外来を始めて、3年4カ月経ちました。
この間、今日までに142名の皆さんが、のべ500回以上この外来を受診されました。
この外来は完全予約制で、当院かかりつけの方(お互いよくわかっていて、既に信頼関係が出来上がっている人)に限ります。
予約は来院時に直接院長にお伝えください。自動予約やお電話では受け付けておりません。
原則として、初回はご家族や学校・幼稚園からの情報、PARS-TRやADHD-RS-4などの検査によって、自閉症、ADHDなどの診断をします。
2回目は、WISC-Ⅳ知能検査や新版K式発達検査などによって、知的障害があるかどうか判定します。
そして3回目にそれらの結果を総合して、今後どのように対処していったらよいか方針を立てていきます。
お薬が必要と判断された場合には、抑肝散などの漢方薬、インチュニブ、ストラテラ、コンサータ、エビリファイ、リスパダール、メラトベルなどの薬の処方をします。
甲状腺機能などの血液検査や、脳波を撮ることもあります。
診断書が必要であれば、作成します。
以降のフォローアップは、発達相談外来や一般外来、あるいは連携している発達相談センターで行います。
この3年4カ月の経験ですが、できるだけ早い時期に診断をして、早く治療や支援を始めたほうが予後が良いと確信するようになりました。
全く支援や薬を必要としなくなったケースも、たくさん経験しました。
かかりつけの方で関心のある方は、受診時に遠慮なく申し出てください。
原則として、火、水、木曜日の午前中です。