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漢方薬で治す子どもの病気

西洋薬との違い

西洋薬は体の外から入った外敵を退治したり、体の中に生じた不都合な現象を抑えるという発想です。従いまして、「抗生剤」「抗がん剤」「抗炎症剤」「抗アレルギー剤」など、「抗=敵をやっつける」がつく薬が主流となります。これに対して、漢方薬は体の調子を整えて自らの力で健康を回復するという発想です。「補=おぎなう」という考えが中心となります。例えば、抗生剤は外から入った菌を直接退治し、漢方薬は免疫力を上げることによって自力で菌を排除させます。

 

漢方薬が有効な病気

急性期のカゼ(上気道炎や嘔吐下痢症など)に有効です。特にウイルスによって起こされたものには抗生剤は無効なので、漢方薬を内服する方が理にかなっています。もちろん、西洋薬の得意な「対症療法」としても使えます。虚弱体質(すぐに熱を出す、扁桃腺炎、中耳炎、副鼻腔炎などをくりかえす)、お腹が弱い(下痢、腹痛、吐き気などがよく起こる)、冷え症、食欲不振、疲れやすく元気がない、など西洋医学的には「特に病気ではありません」という状態は、漢方薬の得意とするところです。泣き入りひきつけ、夜泣き、夜驚症、チック、イライラなど、子どもの情緒や精神状態の関係する問題も、まずは漢方薬を試します。アレルギー疾患(アトピー、喘息、鼻炎など)に、西洋薬と併用あるいは単独で効果があります。

 

西洋薬との併用

一部の例外を除いて、併用するとお互いに足らない部分を補って効果が増します。しかも副作用が少なくなる場合が多いです。とても相性がよいと言ってよいでしょう。

 

効果が出るまでの時間

漢方薬は、長期間内服しないと効果がないと思われがちですが、一概にそうではありません。頓服として一回飲むだけで効果がある場合、2~3日で効く場合もあります。もちろん効果があれば、すぐに終了できます。逆に、効果が出るまでに数か月かかる場合もあります。

 

漢方薬の飲ませ方

私はエキス剤(ツムラの漢方薬)しか使用経験がありませんが、これで十分安定した効果が得られると感じています。健康保険の適用があり、概して西洋薬より安価です。一日に2~3回、味噌汁、砂糖、アイスクリーム、ココア、ヨーグルト、(リンゴ)ジュースなど、お好みに応じていろんなものに混ぜて飲ませていただくとよろしいす。特にココアとリンゴジュースがお勧めです。少しの水と一緒に電子レンジで「チン(15秒ほど)」も可能です。エキス剤独特のザラザラ感がなくなります。新生児や乳児は、意外と飲めることが多いです。新生児には、西洋薬よりむしろ安心して処方しています。数千年の歴史の中で生き残ってきた薬ですから。

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角丸

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